北海道の三笠鉄道村に行く機会に恵まれました。 行ってみたら想像以上に充実した内容でしたが、ネットの公式サイトではわかりにくいことも多いと感じましたので、備忘録も兼ねてご報告。 まず、三笠鉄道村は幌内ゾーン(三笠鉄道記念館周辺)と三笠ゾーン(クロフォード公園)に分かれており、それぞれに静態保存車両があって、それを見学するだけなら無料。鉄道記念館への入場やSL列車への乗車は有料です。 両ゾーンの距離は3km弱で、その間を三笠トロッコ鉄道(旧幌内線)が結んでいるというのが全体像です。 さて、三笠トロッコ鉄道について。 トロッコにはトロッコターミナル駅〜鉄道記念館駅の「展望トロッコ列車」と、トロッコターミナル駅〜トロッコ折返点を自分で運転して往復する「体験トロッコ」があります。鉄道マニアであれば、やはり「体験トロッコ」に乗ってみないと。 「体験トロッコ」はトロッコターミナル駅を起点とした全行程1時間程度の往復のツアーで、幌内ゾーンへは行けません。 予約は受け付けておらず、当日幌内太駅で申し込みます。私が訪れたのはお盆の直中でしたが、次々回のツアー(およそ90分待ち)に乗れましたので、普段ならそれほどの混雑ではないと思われます。 幌内ゾーンで保存車両を観察したりしているうちに90分はすぐに過ぎ、いよいよツアー開始。クロフォード公園に車を停め、幌内太駅へ。ここからトロッコターミナル駅まで5分ほど歩いてもよいのですが、せっかくなので「あかしあ号」による送迎(200円)を選択。廃線跡を辿ってトロッコターミナル駅へ。 ここで係員から運転に際しての注意事項などのレクチャーがあります。 踏み切りでは一旦停止せよ。 ブレーキの効きが自動車と比べて悪いので気を付けろ。 片勾配であり、帰りはアクセルを開けずともスピードが出るので特に気を付けろ。 走行中、運転者は運転に集中するため撮影禁止。 といったところが主なポイントでした。 そしていよいよトロッコに乗車。 数分の時間をあけて3台のトロッコが出発します。 サスペンションは無いし、車輪の芯が出ていないし、乗り心地は最悪。アクセル全開にすればけっこうスピードが出そうですが、振り落とされそうなのでせいぜい20km/hくらいしか出せません。 でも楽しい! トロッコ折返点では自動車で先回りした係員がターンテーブルで向きを変えます。 そしてまた、数分の間隔で3台のトロッコが出発します。 というわけで、およそ5kmのミニトリップは終了。 いずれまた行かなくては。
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