毎年恒例の夏の名古屋出張に行ってきました。夕刻、時間を見つけて、名鉄瀬戸線を訪問しました。 昨年も瀬戸線は大曾根-栄町間で乗りましたが、今年は尾張瀬戸まで足を延ばしました。昨年に比べてもステンレスの4000系が増殖しており、釣りかけ方式の6750系は一編成が喜多山車庫に留置されているのを見ただけでした。 右の写真だけみると、もはや名鉄の特徴はどこにもなく、全国、どこでも見られるような光景になってしまっています。単行電車や2320系のスカーレット特急車が走っていたの頃ローカル中小私鉄然とした姿からは想像もできないほど、列車頻度も高くなり、乗客も増えています。ただ、セトデン由来の急カーブの連続は昔のままです。 左の写真は4000系の台車ですが、メカに弱い私でも、ボルスタアンカー付きの台車というくらいはわかります。瀬戸線の急カーブを考慮したものでしょうか? ここまでステンレス車が増殖してくると在来型の赤い電車もそろそろ記録に残しておいた方がいいかもしれません。 上にも書きましたように、路面電車やナロウゲイジを除く鉄道で唯一残った釣りかけ電車の6750系は、もはやこの一編成だけのようです。喜多山駅の片隅に置かれていました。朝のラッシュ時くらいしか出番はないそうです。 昨年中に乗っておけばよかったと惜しまれます。 おまけですが、記録に残しておいた方がよいと思ったのは、この名古屋名物、名古屋駅前の「大名古屋ビルヂング」です。私は小学5年生のから中学2年生まで4年間名古屋で暮らしましたが、1964年に名古屋に引っ越した時にまず目に入ったのが、この「大名古屋ビルヂング」でした。「大」名古屋という尊大さ、世間一般の表記と違っていても意に介さない「ビルヂング」、このような名古屋の「個性」が大好きなのですが、どうやら早晩建て替えになるみたいです。ぜひ「新大名古屋ビルヂング」とデカデカと看板を掲げてほしいと思います。
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