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鉄道模型は今

2011年1月11日
By murakashi

経済学を修めた俊秀会員のいるここで素人論です。今や世界は不景気対策である過剰通貨による投機からやがてはインフレ間違い無しと、年金生活者としては恐れおののいています。インフレ時には貨幣を価値の変わらない物に変えおくというのが鉄則です。昔は貴金属が持ち運びと隠匿が簡単なことで定番でしたが書画、骨董品がこれに続いています、私の所にはどれも無いのですが。 私の好きなテレビ番組に「何でも鑑定団」というものがあり、美術工芸品から稀少品、工業製品でも古いものに高価が付けられ驚かされます。鉄道関係はマイナーなのか未だ殆ど出てきません。ところが最近新聞で「買い入れます」という古物商の広告の中に鉄道模型なる文字があるのに気づきました。果たしてどういうモデルが対象なのか?見事な出来のスクラッチビルド車両かと考えたとき最近某ブログに良く登場する1/87 12mmゲージの機関車の値段を聞いてたまげました。と同時にこれだけの見事な出来で定価(高!)が設定された物で自動車の様に経年劣化もせず量産品でもないので陳腐化もしなければ、投機対象になるのは大袈裟としても資産となり(模型は皆さん大事に扱いますから)インフレ時には、我が家が先の大戦後母の着物の処分で一家食いつないだ如く、上記古物商ルートや好事家間相対取引で下落した円を手に入れることも出来るのではないか、と夢想しました。 過剰流動性と言っても、その過剰な貨幣が自己増大を狙って生活必需品を舞台に投機されると生活が世界的に破壊されますが、書画骨董品など生活必需品でない物に集まるのなら害は少ない、模型も?3フィート6インチのモデルではメジャーではないので無理ですかね。とにかく有り余る貨幣の受け皿としてAKBでも漫画でもなんでも結構、第1,2次産業以下の、趣味業界は4次産業に分類されるのでしょうか、面々に頑張って貰いたいという素人の一席、お粗末様でした。
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韓国ほぼ一周鉄道の旅 その3(終)

2010年10月2日
By murakashi
韓国ほぼ一周鉄道の旅 その3(終)

9/13 この日が事実上の最終日、天気予報は一応晴れとなっていました。朝起きて空には青空が見え一安心。前日のサブクの撮影は風こそ無かったものの時折降り出す雨に傘をさしながらでしたから。 8時にチェックアウトし2日前にチャーター予約したタクシーでモテルを出発、ナハンジョンに顔を出し先ず挨拶です。ナハンジョンとフンジョン間のスイッチバック区間の要所はカメラで常時ここの駅長室でモニターされていますから、2日前に挨拶していますが、当直者が同じとは限りませんので、「不審者が鉄道敷地内に侵入」と見なされない為です。 羅漢亭から桶里までの区間の略図を左に示します。国道33号線が付かず離れず走っているように見えますが高低差があったり立木が邪魔したりで余り見通しが良くありませんでした。矢印は添付写真を撮影したときの方向を示します。                                       当日の写真は以下に、ただタクシーであっちへ行ったりこっちへ来たりしたので時系列で並べると混乱しますので、下界から上への順で並べます。 トゲ駅に進入する上り旅客列車と交換待ちの下り貨物列車です。出発前読んだピクの記事ではここからサミットのトンニ駅までディーゼル機関車が後補機で付くと書いてあったのでその機関車群が居ると期待していましたが全く居ません。 トゲ駅を発車する上り旅客列車。右側の山中に炭坑が有り(あった)太平洋戦争前から掘られ日本海に面したムッコ(墨湖)港から積み出されていました。構内にはその名残が見られます。 ナハンジョン全景。今しもセメント列車がスイッチバックを押し上げられてフンジョンへ向かって行きます。この駅は運行が複雑で、それというのもこのスイッチバックの下端から先に伸びる引き上げ線が事実上1本しかないことに有ります。実はこの5分前先着の下り貨物列車が左側の引き上げ線からトゲへ向け発車して行きました。写真ではこの上り貨物列車は右側の引き上げ線からスイッチバックに入っています。ところがこの右側の線は長さが足りず樹で隠れたあたりで左側の線に合流しています。そこでこの上り列車は下り列車が発車し左側の引き上げ線が空いて初めて列車全体を引き上げることが可能となり、スイッチバック出来るのです。スイッチバックの起点をもっとトゲ寄りにすれば解決したのでしょうが、出来なかった理由はこの後フンジョン駅に行って判りました、地形的にフンジョン駅も後が無いのです。それではフンジョン駅の高度を下げた位置に作れば良かった?こうするとフンジョンと蒸機時代に作られた終点シンポリ間の勾配がきつくなりこの区間には長いオメガカーブトンネルがあるのでそれもならず、と云った条件が重なったことの産物なのです。個人的にはトゲ付近から築堤で高度を稼ぎ上って来ればスイッチバック無しに終点のシンポリまで行けたのにと思いますが、戦争中でしかも日本の敗色濃い時ですからこうするしか無かったのでしょう。 フンジョン側スイッチバックのクロス部分です。ここの線路配置は単純でこの背後側に線路が延びるだけです。只終端は斜面に突き当たるのでトンネルに入って行き止まりになっています。 この写真は下り列車のものです。左はシンポリから下ってきた列車がフンジョンに進入しようとするところ、右はフンジョンからナハンジョンへ下って行くところです。旅客列車はこのバック運転の時車掌が最後部の車両から前方監視をします。貨物列車は以前は補機のDLが前方監視役でしたが今はメクラ運転(ナハンジョンで線路状態はモニターしています)です。       シンポリから出発する下り旅客列車です。昔のシンポリは右手の山の後ろ側に広がる一寸した広場で、トンニへ鉄道でつながるまでそこが終点で、トンニまでインクラインで結ばれていたのでヤードが広がっていました。ヤード跡は今も少し残り、作業用車が置かれていました。  ヨーロッパの深山幽谷の風情があります、電化設備は日本風ですが。                             列車手前が旧シンポリヤード跡です。ここから右上方約1Kmのトンニまで有ったというインクライン跡は、一瞥したところでは、見あたりませんでした。何事も細かい事に探索癖ある一言居士師もこのときは撮影に夢中でそのことは忘れていたみたいでした。 旧シンポリのヤードを過ぎると第二のオメガカーブトンネルを経てここに出てきます。下段の線路は二枚上の写真でシンポリを出た下り列車がすぐさしかかる区間です。理論上(?)シンポリで交換する列車が両方とも写せる可能性は有りますが下段はシンポリから100mあるかないかの場所、上段は1Km弱離れていますから先ず無理で、それよりカメラを動かさず同じアングルで撮った写真を合成する方が簡単そうです。この場所に居ると数分後に同じ列車が左上後方を左から右へ行く列車が見られたと記憶します。それともシンポリを見下ろす場所だったか?良い加減な書き方で済みません、列車が右へ行ったり左へ行ったり、音だけ聞こえたりとこの辺に立つと錯乱状態になるのです。 上の写真の続き、次のトンネルに入る直前です。左側の樹が無ければオメガトンネル出口まで見える筈なのですが。   廃止間近になると築堤や線路端に生える木の伐採など、手抜きではありませんがそろそろメンテナンスを止め始めたのかもしれません。尚、この区間の枕木は意識して見てきましたが全部木製でした。 目の前を可成りの速度で通り過ぎる1000トン牽引重連電機の唸りは迫力満点です。  ...
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韓国ほぼ一周鉄道の旅 その2

2010年9月30日
By murakashi
韓国ほぼ一周鉄道の旅 その2

聞き慣れない駅名が続きますので概略行程図を描いてみました。この国は元々漢字使用国で発音が日本の音読みに近いですから日本の大和言葉に相当する固有語以外は漢字で書けます。あの判じ画のようなハングルで書いてあると頭に血が上ってうろたえますが、漢字でどう書くか予め知っていると発音を聞いてもなるほどと親近感をもてるような気がします。(でも文字を見ると又かっとなるのですが)鉄道と関係有りませんが日本はローマ字表記(当然漢字廃止)にならず本当に良かったと思いました。韓国の町中は漢字が少ないですが鉄道ホームの駅名板には漢字でも表記されています。  太線はKTX新線です。 9/11の続き トゲ駅に降りたち荷物を駅前モーテルに預け、タクシーで先程通ったナハンジョン駅へ戻ります。この日は撮影しませんが挨拶と貨物列車の時刻を教えて貰うためです。トゲからナハンジョン(羅漢亭)までは国道と川が平行するだらだら上りでそのナハンジョンからサミットのトンニ(桶里)までが明日に予定した撮影地です。線型を概略説明すると、ナハンジョン(海抜415m) 1.5Kmスイッチバックしてフンジョン(興田 449m) ここで正位方向になり4Km行くとシンポリ(深浦里 470m) を経て更に7.7Kmでトンニ(桶里 780m)ということになっています。トンニは全列車では有りませんが客扱いをしますが他はしません。尚ナハンジョンと次のフンジョン間は30パーミルですからこの公称駅間距離は列車長や停止安全距離を加味した値で実際の勾配部分は1Km強です。驚いたことにはナハンジョンで見せて貰った列車発着時刻表では交換待ち列車以外は停車時間はゼロです。事実列車は止まるとすぐ逆向きに発車して行きます。この区間に1日に週末運転列車を含め33往復のダイアが設定されていました。貨物はフランス製げんこつ型電機重連、客車は電機又はディーゼル単機牽引でこの区間を上り下りとも約21分で走ります。 9/12 天気予報が雨だったので予定を急遽変えトゲを早朝5時52分発の太白線直通チョンニャンニ行き上り列車で秘境と思われるアウラジ駅へ行くため分岐点のミンドゥンサン駅(漢字表記有ったはずですがメモ忘れました)まで行きます。ここでチェチョン(堤川)始発で盲腸線の旌善線へ入る下り列車を待ちます。 ミンドゥンサン駅構内に明らかに日本製と思える作業用車が雨にうたれていました。   列車は太白線と旌善線を走るローカルですから電源車をいれてたったの3両、それを強力DLが牽引してとろとろ走り、最初は秘境らしき風情のある谷間を走りますがだんだん開けてきて終点アウラジ駅に到着しました。駅前にはKorail観光開発会社が経営する廃客車をデコレートした食堂とアウラジから更に一駅先にあったクジョルリ(九切里)までの廃線を利用したレールバイク(二人こぎ自走車)があり一寸した観光地の駅です。後で知ったのですがこの一帯は今流行の森林浴で売り出し中で国鉄もその一環を担おうと考えているのでしょうが、日曜日と云うのに我々の乗った列車から降りたのは10人も居ませんし遊び人スタイルは我々だけです。。ソウルからの直通列車が1本あってもその所要時間は4時間、車だと3時間では現地の足のことを考えたら苦しい競争です。現にレールバイクには結構な数の客がいます、しかし列車から降りた人ではありません。             鱒にデコレートされた2両の客車食堂の後ろが駅ホームです。 レールバイクは定時発車で続行運転で旧本線に出て行き続行で帰ってきます。左側に見える線路は現役機回し線で延長上にあるストッパーの先のポイントでレールバイクは本線(廃線)に入り遠方へゆきます。只次のクチョルリまでは7Kmあり二人でこぐと行っても頑丈そうなバイクの作りから重そうで適当なところでUターンしてくるのでしょう。 鱒食堂でうどんを肴に飲んでないで我々もこういう健康な遊びをするべきでした。本線用DLが入線していた広軌のレール上を走れる絶好の機会だったのですから。 アウラジ駅ですでに機回しも終わり発車待ちのチェチョン行き列車です。此に乗りミンドゥンサンへ戻りました。ここへ来る切符は同駅で発券して貰いましたがこの駅は駅員無配置ですから帰りは車掌にPASSを見せ車内補充券発券を頼んだのですがどうも話がうまく伝わらず、と言うかPASS現物を初めて見たような様子でもあり我々から運賃は取れないと言うことは理解してくれて、結局無札でミンドゥンサンへ戻りました。 ミンドゥンサンへ到着と交換で朝チョンニャンニを出たアウラジ行き直通が出て行きました。右は太白線の下り方向です。このアウラジ行き列車は駅を出ると急カーブで左に180度曲がり谷の対岸を走ります。もっとひなびた家だと画になるのですが、太白線が開通したのが20世紀後半で沿線は新しい建物が多いです。 ミンドゥンサンで昼食となるパンなど買って待合室で食べていたとき、永年の勘で怪しげな雰囲気を感じ駅員に断り(大きな駅は駄目ですが小さな特に地方の駅は簡単にOKしてくれました)ホームに出てしばし太白線上り貨物が進入してきました。交流で架線も軽いのでしょう線路をまたぐ梁が長く支柱に煩わされず撮れるのが良いです。 この後太白線下り列車で一駅戻りサブク(舎北) で下車、列車から見下ろしてまあ撮れるかなと思われた地点へタクシーで戻ります。この線は付け替え線を除き最後に出来た路線で太白山系を横断する難所だと聞いていました。確かに山奥深く上がったり下がったり豪快なのは判りますがどうも引きの長く撮れる場所が車中から一見したところ無く、全部詳細に探索したわけではありませんが、この辺がまあ良かろうと、永年の勘です。 線路に沿って、樹が茂って見えませんが車の往来は少ないですが道路があります。この写真は車中から 見つけた唯一激流の対岸に渡る橋の上からでこの右後方に畑がありそこでなら線路から離れても狙えるとここでタクシーを降りました。勿論こんな場所から駅に徒歩で戻るのはいやですから迎え時刻を打ち合わせ「必ず来てよ」と念を押すのは忘れません。  太白線下り旅客列車で前から4両目のけばけばしい車両はゲーム・カラオケ・売店車です。  件の畑の中から、太白線下り貨物です。谷側の樹を切ってくれると嬉しいのですが旨く行かないものです。 結局、タクシーの迎えに来る橋の上に戻ってこの場所を離れる前の最後の一枚、やっと陽が少し射してくれました。見れば判るとおりこの先線路は続くのですが樹が邪魔しています。 オマケの1枚。 トゲへ帰る列車まで時間が合ったのでサブクの駅前道路に残っていたナロー線路の写真を貼っておきます。手尺で測ったらゲージは700mmありました。商店にいた年寄りから沿革など聞き出すのは私の語学力では不可能でした。さっきまで撮影していた場所に川を渡るがための橋脚とおぼしきコンクリートやそれに続く元築堤(?)を見ているので、 ちょっと未練あります。 <a rel=”attachment wp-att-629″ href=”http://krc.gr.jp/gazet
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韓国ほぼ一周鉄道の旅 その1

2010年9月25日
By murakashi
韓国ほぼ一周鉄道の旅 その1

蔚蔚
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スカイライナー北総線経由運転開始

2010年7月17日
By murakashi
スカイライナー北総線経由運転開始

イベント・お別れ列車等々人の群れる所は避けるあまのじゃくも、近所のここは誰も居るまいとかねてより狙いを付けた秘密の場所に行ってきました。たたきつぶしたヤブ蚊は数十匹、靴の中は泥だらけ、シャツは汗とゴミでぐしゃぐしゃとなりましたが、当然ながら同業者は一人もいませんでした。
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