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戦前の鉄道資料 第2回 満洲旅行の栞(おもて面)

2010年11月5日
By 柏木 誠士
戦前の鉄道資料 第2回 満洲旅行の栞(おもて面)

南満洲鉄道株式會社が発行したパンフレットです。八つ折りになっており、畳んだ状態での表と裏が上の図の状態となっています。 広げた時の表面には写真が、裏面には文章による旅のガイドが記載されています。見た感じの良い、表面を先に公開しようと思います。 そして開くとこの状態になります。中央には「あじあ」が走り、周囲には沿線都市の風景が写っています。ハルビンにはロシア人らしき女性が居ますが、やはり「満鉄」にはロシア人は欠かせない宣伝像だったのでしょうか?   そしてさらに開くと、ドン!満洲国の風景が色々出てきます。(2枚のデータを合成したため、一部写真がずれています。ご容赦ください) まさしく「旅行の栞」な感じです。写真が白黒であるだけで、現代の高校の卒業アルバムなどの写真配置とあまり変わりませんね。
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戦前の鉄道資料 第1回 南満洲鐵道株式會社株券

2010年9月14日
By 柏木 誠士
戦前の鉄道資料 第1回 南満洲鐵道株式會社株券

初めての投稿となります。見苦しい点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。 自分が祖母から引き継いだ収集品には、戦前からの品も多くありました。その中から少しずつご紹介させていただきます。 第1回目はこちら、「満鉄」こと南満洲鐵道株式會社の株券です。紙屑となった株券としては、最近は日本航空が有名ですが、それ以前はこの「満鉄」が有名だったのではないでしょうか? ※黒く塗りつぶしてある箇所は、ご先祖様の名前があります。 社紋が株券中央の地に入っており、周囲を動輪や模様が飾っています。中央下部にはかの有名な「あじあ号」も描かれています。 ちなみに当時の1円の価値は今の約400倍ほど(日本銀行のHPより)あったそうなので、左のものは今の100万円、右は20万円といったところでしょう。 払込の記入が3回で終わっています。   最後に、ある意味レア物を。 株券の払込時の領収書です。第五回とあるので、満額支払ったのでしょう。 領収書にも社紋が描かれており、まだ余裕があったころの品と見えます。 こんなものまで取ってあるとは、ご先祖様も中々の収集癖があったようです。
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