Archive for 8月 8th, 2011

只見線の被災状況

2011年8月8日
By 野口真弥
只見線の被災状況

詳細を述べるととても書ききれないので、概況を報告します。(取材日8/7)     只見線の会津口は宮下までの運転を再開しました。必要があってそうしているのか、やむを得ずそうなっているのかわかりませんが、どのダムも水位が大幅に下がっています。状況を把握するためには、元の水位、水害時の水位、現在の水位を意識する必要があります。     豪雨から一週間以上が経ちますが、川は茶色く濁ったままです。そして、普段はダム湖ですが水位が下がって川になっています。     第四只見川橋梁は流木の引っかかり具合から、レール面すれすれまで水位が上がったと推測されます。画像奥から会津水沼駅までは冠水したようで、線路上の土砂の片付けが進行中でした。レールが歪んでいるようですが、これは元からでしょうか。     第五は若松側の橋台が崩壊し、ガーターが下流側に転がっています。ブルーシートの奥が路盤です。周囲の田畑や居住地も所により冠水したようで、ボランティアも参加して片付け中でした。   アンダートラスを支えていた橋脚のうち、若松側(画像手前)のものの姿が見えませんので、倒壊して半分だけ見えているトラスの手前側にガーターとともに水没しているのでしょう。 ガーター1つが画像外の下流に転がっており、これは只見側のものと思われます。     木々が茶色くなっているラインが水害時の水位と思われますので、アンダートラスが半分ほど水没して水流に呑まれたのでしょう。手前にあったはずのガーターは見当たらず、水没しているのでしょう。 ここで国道も通行止めでしたので、この先には進みませんでした。美しい風景の中を再び列車が走るのを願わずにはいられません。  
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